大村湾から未来へのflight―長崎空港開港40周年

世界初の海上空港完成に湧く

空港建設前の箕島の航空写真(提供:ニチレイフーズ)

世界初の本格的な海上空港である「長崎空港」。長崎県の空の玄関口として地元経済の発展に大きく寄与し、これまで多くの 人や物の流れを支え続け、今年で40年を迎えます。

長崎空港は大村湾に浮かぶ箕島を埋め立てて誕生しました。上記にあるように、長崎空港の建設が、「狭い日本の今後の空港建設の在り方を方向づけた」といっても過言ではありません。

昭和50年5月1日、新しい空港に一番機が到着すると、お祝いムード一色。テープカットに続き、花束の贈呈、記念植樹などが行われました。一番機で到着された当時の運輸大臣参加のもと、長崎空港開港式を開催。空港沿岸には250隻を超える漁船が船団となって連なり、空港の開港 を祝いました。

一方、空港の建設により、先祖代々守ってきた土地・家屋を失った箕島の住人や、漁場を失った漁業関係者のことも忘れてはなりません。皆さんの理解があったからこそ、空港を持つ都市として大村が発展してきたのです。

“選ばれる空港”をめざして

長崎がんばらんば国体で盛り上がった平成26年。長崎空港の乗降客は、300万人に達する勢いで、大いににぎわいました。

長崎空港ビルディング㈱旅行部長の隅田さんは、「これからは『選ばれる空港』になっていくことが重要だ。」と考えています。「空港に降り立つと、最初に顔を合わせるのが空港の係員。長崎の第一印象がここで決まります。空港に携わるすべての人々でもてなし、近隣の空港に負けない魅力を地域と一緒に作り上げていきたい。」と意気込みを語ります。

5月で40周年を迎える「長崎空港」。全国的に見ても空港を持つ自治体は限られており、大村は長崎空港の開港を契機に大きく飛躍してきました。

今まさに、全国の自治体で「地方創生」に向けたアイデア勝負の取り組みが始まろうとしています。長崎、大村ならではのオンリーワンを創出し、地域の魅力を発信しながら、世界初の海上空港「長崎空港」が、国内のみならず世界へ向けたゲートウェイとして発展していくのも夢ではありません。

長崎空港開港40周年 長崎空港開港記念祭

とき:5月16日(土) 10:00〜15:00
ところ:長崎空港
※公共交通機関をご利用下さい。
※詳しくは長崎空港のホームページをご覧ください。
http://www.nabic.co.jp/

主なイベント

  • ふわふわアトラクション
  • 模擬店・縁日
  • お子さまお絵かき
  • 空港歴史写真展
  • 航空会社歴代制服展示
  • お子さま制服試着コーナー
  • バルーンアート教室
  • ゆるきゃらお菓子プレゼント
  • タイムカプセル
  • ふれあいミニ動物園
  • ガラポン抽選会
  • 記念切手販売
  • 親子機体見学

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ライター

Nagasaki365編集部

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