「故郷 高島」― 山崎 政幸

旧高島中学校正門。今は生徒が減り小学校と一緒になっている。同窓会の翌日高島散策で学校に寄った昭和52年卒の卒業生。

 

高島散策をする52年卒の卒業生。眼に入るのは変わってしまった島の姿。雑草の生えた空き地にアパートの面影を探す。

 

定期船の窓から外を見たら塩の結晶がこびり付き、外の景色が霞んで見えた。

 

昭和52年卒同窓生有志で島を散策後、別れの時が来た。伊王島で船を降りる人、長崎港へ向かう人。
互いにいつまでも手を振りあう。船の上から手を振る山ちゃん、サラ吉ちゃん。

 

島を離れる定期船。内側からだんだんと島の景色が小さくなる。

 

島の夕暮れ。灯りの数が以前より少なく寂しさを覚える。

 

あとがき

炭鉱閉山後、30年が経ち島の様子、島の生活は大きく変わりました。
私たち同窓生にも50歳を過ぎてから島を訪れる人が時々います。
同窓会で集まると深夜まで話が尽きず皆でワイワイガヤガヤと賑やかに時が経ちます。
島にはたくさんの思い出が残っています。しかし、多くの人が島を去りました。でも「ここが私の故郷です。」

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ライター

山崎 政幸

フォトグラファー

山崎 政幸

協同組合日本写真家ユニオン正会員。2014年Jリーグ・オフィシャルフォトグラファー。風景、旅行写真、ドキュメンタリー、スポーツ写真を撮ります。